建築物にとって外壁は室内を外界から守るという機能・役割があります。太陽光・雨風・雪・紫外線・排気ガスなどから大切なお住まいを守れるものでなければなりません。
外壁材として日本では古来より石・土壁・漆喰・板・コンクリートなどが用いられてきました。
外壁の施工方法には湿式と乾式の2種類が存在し、湿式には塗り壁・タイル張りがあり、乾式にはサイディング張りがあります。今日ではサイディング張りが主流になってきております。
サイディング張りとは一定サイズの板を壁の広さに合わせてカットし、張り合わせていきます。それぞれのつなぎめはしっかりとシーリングすることによって雨漏りや剥がれを防止します。
建築板金では主に窯業系サイディングと金属系サイディングを取り扱います。
窯業系サイディングは主原料がセメント質原料及び繊維質原料が用いられ、それらが成型され養生・硬貨されたものでデザインが豊富で耐衝撃性に優れ、耐火性・耐汚染性にも優れています。
金属系サイディングは成型された金属板と裏打材(断熱材)で構成されています。最近では金属加工の技術が進歩したことで、様々なデザインが選べるようになりました。防音性も高く軽量で取り扱いが容易で、耐水性や耐久性に優れています。